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俺ぐらいって・・・

皆さん、こんな話を知っていますか・・・

ある村で、一人ひとりが酒二合を持ち合わせて酒盛りを開くことになった。
50人の村人が空っぽの一斗樽にそれぞれの持ち寄った酒を入れた。ところが、ある男が「俺ぐらい水でごまかしても分からんだろう」と、二合の水をすまし顔で入れた・・・
さぁ宴会の準備が整い、皆で酒を酌み交わすことになった。水を入れた男も「しめしめ一斗樽に二合くらいの水なら味もそう変わらんだろう」と思い、大きな盃になみなみとお酒を入れた。しかし、それを口に入れた男は、すぐに吐き出してしまった。
「なんだ、これは水じゃないか!」そう思って周りを見渡すと、多くの村人が「これは水だ!」と叫んでいた。実は、「俺ぐらい・・・」と一人の男が思ったのではなく、多くの村人が思い、酒の変わりに水を入れたのである。その結末が、一斗樽に酒ならぬ水が入っていたということだ。
そう、この「俺ぐらい」や「私一人ぐらい」という甘い気持ちが、せっかくの村人の宴を台無しにし、仲間同士の結束まで崩してしまった。文字通り、後味の悪い酒盛り転じて水盛りとなってしまった訳だが・・・
さらにこの話にはもう一つのテーマがある。
それは、少数の人が真面目にお酒を入れたにもかかわらず、それが多くの人のいい加減さゆえに活かされなかったということなんです。


会社という組織でも当てはまる話ではないでしょうか?
企業である以上は、収益を追求しなくてはなりません。その為の数値目標や行動目標があります。ほとんどの仕事は、個人プレーでおこなってはおりません。課や部門や営業や業務や配送という役割を通してお客様に満足を提供し、始めて収益が生まれます。
自分一人ぐらい、適当にやってもたいした問題にならない!とか目標なんて達成する(出来る)ものじゃない!世の中が悪い!なんて考えている人間は、弊社には必要の無い人間です。
自分の為、家族の生活の為、共に働く仲間のことを考え、一生懸命に頑張っている社員さんだけが損をする(馬鹿を見る)会社には絶対にしません。

問題や障害をチャンスと肯定的に捉えることが出来、仲間を信じて、まず自分が挑戦する!そんな社員に育て上げて、心から仲間を信用、信頼出来る温かい社風を作っていかなければなりません。

来期の目標を作成しながら、こんな想いが益々膨れ上がっています。
by sunayamanet | 2012-01-19 17:35 | 仕事 | Comments(0)